こんにちは!
あなたは夜中寝ている時に突然足がつった事はありますか?
夜中、寝ている時などに不意に襲ってくる急激なふくらはぎの痛み「!!」
あれ、ご経験された方はわかると思いますが、めちゃくちゃ痛いですよね!
私も初めて経験した時は、いきなりのふくらはぎの激痛に訳も割らなくて、声が出ないくらいびっくりしました。
それまで「寝ている時に足がつったんですよ!痛かった~」とクライアントさんに言われても
経験が無かったので「そうだったんですね」と痛みを想像する事くらいでした。
でも、今はあの激痛を思い出して、とても共感できます。
実際、よく
「なんで夜中に足がつるの?」
「つった時はどうしたらいいの?」
「予防はどうしたらいい?」
と質問をいただくので、私の経験から得た知識や先生から学んだ事、調べた事を
記事にしてみようと思いました。
◎足のつり方の特徴◎
・夜寝ている時や運動中、急に体を動かした時に発生する事が多い
・ふくらはぎ、足裏、足指、ふとももが強い痛みを伴ってけいれん、筋肉が固まる
(80%くらいがふくらはぎに起き、次に足裏、足指と続きます)
・強い痛みが数十秒~数分続く
・自分の意思とは関係なく起こる
「足がつる」という状態を言葉にしたらこんなところでしょうか
◎足がつりやすい時の5つの原因◎
1.冷え
・体が冷えて体の筋肉やふくらはぎが固まって緊張状態になってしまうと
血の流れが滞りがちになり、筋肉を動かす時に必要な栄養素が行き届きにくくなってしまい
急に足を伸ばした時などに「!!!」となります。
これは年齢層に関係なく起こりやすいです。
夏場もエアコンの涼しいお部屋で寝ている時にも起きやすいです。
2.水分不足
・日中、水分補給が十分でなかったり、利尿作用の多い飲み物(お酒・コーヒー)を
たくさん摂取してる事で体の中のミネラル成分がアンバランスを引き起こして筋肉の
伸び縮みがうまく制御できないことで事で起こる
アンバランスを引き起こすミネラル
マグネシウム・カルシウム・カリウム
・マグネシウム→海藻類、そば、ごま、豆腐など
・カルシウム→乳製品、大豆類、魚介類、小松菜、チンゲン菜など
・カリウム→トマト、小松菜、バナナ、干し柿など
3.運動不足
・同じ姿勢を長時間続けるなど特定の筋肉を動かしていない、伸ばしていない場合や
適度な運動をして体を動かしていないことにより筋肉の柔軟性を高める機会が少なく
なっている。筋肉を動かす機会が少ないと、熱もつくられにくくなる事で、血行不良や
体全体の冷え、筋肉のコリや緊張状態が起こりやすくなり、足がつりやすくなる。
4.疲労
・立ち仕事、長時間の運動により筋肉に疲労物質(乳酸)が溜まります。
ふくらはぎや足の裏の筋肉は運動をする時によく動く筋肉です。その分疲れ物質も
溜まりやすい部分です。
この疲労物質を筋肉から排除してくれるのがミネラルなのですが、疲労により
体内のミネラルが少なくなって疲労物質を処理しきれなくなる事で足がつりやすくなります。
・体の疲労や心身のストレスによって自律神経に乱れが出て、交感神経(活動モードの神経)
が優位になっている事で体が緊張状態にあり、更に強いストレスを感じた時(不安・緊張・怒り)に
交感神経も緊張状態になってしまいます。
そうなる事で血管の収縮が激しくなり、筋肉の調整も上手くできなくなって、
その結果、けいれんや足がつってしまいやすくなるようです。
5.服用中のお薬の影響
・利尿作用のあるお薬の影響で他の水分不足などの原因を引き寄せてしまい
足がつってしましやすくなる事があるようです
高血圧、肺炎の薬、腎臓病の薬、糖尿病の薬など
まれなパターンとして
・肝機能の低下も足がつる原因になっている場合があるそうです。
肝臓では脳のエネルギーであるグリコーゲンを作っていますが、肝機能が低下
している時はそのグリコーゲンが作られにくくなります。
そこで脳は足りないエネルギー分を肝臓以外の所から取るしかないので、筋肉を
燃やしてエネルギーを得ます。その時に筋肉に老廃物が溜まってしまうので足がつる事があります。
◎足がつってしまった時は◎
・少し痛みがおさまったら、優しくストレッチ
・楽な姿勢を探す
・足首をゆっくり回して筋肉を伸ばす
◎予防◎
・夏の暑い時にエアコンを朝までかける場合は
ハーフパンツや短パンをやめて長ズボンで寝る
・ゆるいレッグウォーマーを装着する(オールシーズン)
これは私個人的にもかなりオススメです!
・一日にミネラルウォーターを1リットル以上飲む
・寝る前に1杯のスポーツドリンクかミネラルウォーターを飲む
・適度な運動とゆっくりストレッチ
・シャワーで済ませず湯船につかる
・ヒールの高い靴(ハイヒールなど)の履きすぎに注意する
・疲労を溜めすぎない
◎まとめ◎
今回は足がつる原因について書いてみました。
2.水分不足
3.運動不足
4.疲労
5.服用中のお薬の影響
思い当たる原因がある方は予防をしてみて下さい。
冷えが原因の場合は夏場、長ズボンで寝る、レッグウォーマーを装着するだけでも
全然違ってくると思います。(私がそうでした。クライアント様たちにも激推ししています。)
足がつる症状が一時的な場合は心配ありませんが、毎日や頻繁に足がつってしまう
場合は病気が隠れている場合もありますので、気になる時は病院での受診をお勧めします。
ここまで読んで下さってありがとうございました。